皆さんこんにちは☺
みなとデンタルクリニックです。
突然ですが皆さんは「CAD/CAM」という言葉をご存知でしょうか??
CAD とはコンピュータ上で作成物の図面(3D)を作るためのソフト。
CAM とはその加工のためのプログラムを作るためのソフトのことを言います。
そしてCAD/CAMとはその両方を併せ持つシステムです。。。
(…間違っていたらごめんなさい)
と言われても、なんだかよく分かりませんよね(笑)
簡単に言いますと、3Dプリンターと少し似ているもので、コンピュータ上で想定したものを現実に作ってしまうシステムなんです。
実はこの技術は色々な日常品や工業製品に利用されています。
そして歯科でも使われているのを皆さんはご存知でしょうか??
それがCAD/CAM冠です。
平成24年4月より歯科用CAD/CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる冠治療が小臼歯に対して保険治療に組み込まれました。
以前までも似たような硬質レジンジャケット冠というものが存在していたのですが、非常に割れやすかったため多くは保険治療の場合銀歯によって修復しなければなりませんでした。
(参考画像)
しかし物性が安定しているハイブリッドレジンブロックより削り出しによって作成するCADCAM冠は、いくらか強度が増しています。
当院でもこの冠は導入いたしております。
利点
・保険適応なので安価
・これまでの金属冠よりも体に害がない
・これまでの非金属冠よりはいくばくか丈夫
欠点
・小臼歯部にしか保険適応ではない
・変色を起こしてしまう
・色調にグラデーションは付けれない(単色である)
・強度的に壊れるリスクはある
といったところでしょうか。
しかしながら、やはり審美性も強度も自費治療のセラミックのそれには及びませんが…
それでもCAD/CAM冠は、それまでの銀歯治療を気にされていた患者さまにとっては朗報でしょう!!
なにか気になったことがありましたらご相談下さい。
ご連絡お待ちしております。